横浜ドラフト1位の筒香嘉智内野手(18=横浜高)がプロの洗礼を受けた。9日、横須賀ベイスターズ球場で新人合同自主トレがスタート。キャッチボールやトスバッティングなどのメニューは「高校の時よりも余裕を持って、新鮮にできた」と淡々とこなしていたが、最後に待っていた自主トレ名物の山登りで表情が変わった。「きついっす」。球場近くの塚山公園まで片道2キロのランニングは、途中から歩いて上るのも嫌になる急こう配が待っている。筒香は先頭でゴールした加賀から1分20秒遅れ、新人7選手中最下位でゴールすると「ウオッ」とうめき声を上げた。

 推定90キロの巨体にしてはフットワークは軽いが、さすがに初日は勝手が違ったようだ。「走ることは苦手じゃないが、(高校の部活を)引退して量も減っていた。これからしっかりやりたい」と素直に反省。キャンプへ向けて本格的なバッティング練習を開始するためにも、下半身強化をテーマに掲げた。

 [2010年1月10日8時16分

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