ソフトバンク松田宣浩内野手(26)がプロ5年目の今季、新打法に取り組むことを明かした。28日、松中らとともに、グアム自主トレから帰国。「ステップの幅を狭めるようにしました。半足分くらいですかね」。これまでは左足を大きく踏み出していたが、ステップ幅を縮めた新スタイルで臨むつもりだ。

 きっかけは、グアム滞在中の“師匠”のひと言だった。「松中さんに例年以上にバッティングのアドバイスをもらった。足(ステップ幅)を狭めてみた方がいい、と言われました」(松田)。すでにティー打撃では新打法にチャレンジ。軸足となる右足に重心を残す意識で打ってみたところ、飛距離は落ちるどころか、右方向にも「よう、飛んでます」。フォーム改造に取り組むとあって、この日は帰国即、西戸崎室内練習場に向かって、マシン打撃を敢行。

 2月春季キャンプでは、李■浩内野手(28=ハンファ)とのサード争いが待ちかまえている。「競争ですから。負けないという気持ちをもってやっている」と松田。新たなスタイルを磨き上げ、助っ人とのポジション争いも制する決意だ。※■=木ヘンに凡

 [2010年1月29日11時28分

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