巨人西村健太朗投手(24)が「ニューチェンジアップ」で分析野球を撃破する。8日の横浜戦(新潟)に先発予定の右腕は6日、ジャイアンツ球場でブルペン投球。左打者の外角へ逃げながら沈むチェンジアップを投げると、投球を見守った香田投手コーチが「こっちの方がいいな!」と声を上げた。従来と握りを変え、シュートするようになった。球速も5キロほど速い135キロ前後。前回登板の阪神戦で鳥谷に同点打を許した西村健は「左打者に要所で打たれていますから」と狙いを説明した。横浜尾花監督は昨季までの投手コーチ。よく知られているだけに、未知の武器で勝負する。

 交流戦中は基本的に内海、東野、藤井、ゴンザレスの4人で先発を回せる。どの持ち場でも同じ心意気だが「ずっと先発で投げたい?

 そういう気持ちはあります」と即答。強い気持ちでマウンドに上がる。【古川真弥】

 [2010年5月7日8時55分

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