<中日5-1ソフトバンク>◇12日◇ナゴヤドーム

 ソフトバンク田上秀則捕手(30)が、復帰戦で屈辱を味わった。不振のため4月21日に出場選手登録を抹消されて以来、この日1軍昇格。即8番捕手でスタメン出場を果たしたが、1試合5盗塁を許してしまった。投手との共同作業とはいえ、いまだ今季の盗塁阻止率は0割。19度連続で盗塁を許すウイークポイントが、いきなり交流戦初戦で露呈してしまった。

 大石ヘッドコーチは「ウチもやるが、ギャンブル的なスタートもあった。田上をある程度、研究されていたかもしれない」と話した。中日は交流戦突入前までにセ・リーグでワーストのチーム7盗塁。対してソフトバンクは交流戦前までにパトップのチーム59盗塁を稼いでいた。この日はソフトバンク1盗塁に対し、中日が5盗塁。まさに、お株を奪われた1日だった。

 [2010年5月13日10時57分

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