日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)が「伝説」に挑む。梨田昌孝監督(56)が25日、都内のホテルで行われた「マツダオールスターゲーム

 2010」(7月23日=福岡ヤフードーム、同24日=ハードオフ新潟)の開催概要発表記者会見に出席。投手が2回で6者連続三振を取っていた場合に限り、3イニング目にゴーサインを出し、71年に江夏豊(阪神)が記録した9者連続奪三振の大記録へ挑戦させる考えを明かした。

 梨田監督は「もしそこまで6連続(三振)を取っていたら、(次のイニングも)『行け』という命令は当然あっても…、ね、原監督」とニヤリ。思い描いている投手はもちろん、自軍のエースだ。オールスターが原則、年2試合となった89年以降、投手は2イニングで降板することが一般的。だが奪三振が続いていけば、当然ファンの期待が高まることも予想される。

 今季のダルビッシュの活躍は、伝説の大記録達成を予感させる。魔球「ワンシーム」を加えた多彩な変化球を武器に、リーグトップの90奪三振。会見にゲストで出席した江夏氏も、注目選手にダルビッシュと杉内を挙げ「(三振は)オールスターだから取りやすいというのもある。公式戦だとバントがあったり、ミート中心になったりするから」と期待した。【本間翼】

 [2010年5月26日11時30分

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