<オリックス7-2横浜>◇13日◇京セラドーム大阪

 横浜が9連敗で4月27日以来の単独最下位に転落した。中5日でスクランブル登板した清水直行投手(34)が今季ワーストの6失点を喫し、今季最短の3回2/3で降板した。本来のローテーションではルーキー加賀繁投手(25)の順番だったが、尾花高夫監督(52)は「加賀の先発も考えたが、やはり清水はチームの勝ち頭。これからのローテも考えて」と説明した。ここ2試合15イニングで1失点と好調だったルーキーではなく、経験豊富なチームの勝ち頭に連敗ストップを託したが、結果的には決断が裏目に出た。

 これでオリックスには3年越しの10連敗。三浦、清水という頼みのベテラン先発陣が相手重量打線に粉砕された。「(清水で連敗を止められず)残念では片付けられない」。普段は冷静な尾花監督が、さすがに沈痛な表情だった。

 [2010年6月14日8時41分

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