交流戦Vを逃した西武だが、リーグ再開前に心強いセットアッパーが帰ってくる。左ふくらはぎを痛めていた藤田太陽投手(30)が15日から1軍の練習に合流する。肩の仕上がりは文句なし。「足はまだ100%とはいかないけど、戻るだけじゃなく結果と内容を求めたい」と意気込む。首脳陣が状態に問題がないと判断すれば、約1カ月ぶりに昇格する。

 5月16日に出場選手登録を抹消されるまでマークした10ホールドは、今もチーム最多の数字だ。途中離脱した悔しさをリハビリと練習にぶつけ、巻き返しに燃える。守護神シコースキー、安定感のある長田と「勝利の方程式」復活で、首位の座を不動のものにする。

 [2010年6月15日9時50分

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