西武岸孝之投手(25)が「火曜日の男」として君臨する。得意のナイターの連勝こそ、中6日から中5日にした影響もあって交流戦期間に「14」でストップしたが、心強いデータはまだある。火曜日の登板が、なんと昨季から12連勝中だ。リーグ再開から再び“定位置”の火曜日を任される。カードの初戦は必ず試合をつくり、3連戦の勢いを呼び込んできた右腕は「自分の投球ができれば」と自然体で連勝記録を伸ばす。

 一方で、嫌なデータもある。21日はKスタ宮城で軽めの調整だったが、故郷仙台ではまだ勝ち星がない。通算3試合で0勝1敗、防御率7・88に「なんでですかね。投げにくいわけでもないので」と苦手意識はない。入団1年目に新人王を争った楽天田中との直接対決。さらに地元後援会メンバーも多数駆けつける予定のマウンドで、負けるわけにはいかない。

 [2010年6月22日8時1分

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