実戦にGOサイン!

 右手首骨折のため、3軍でリハビリ中の広島栗原健太内野手(28)が29日、広島市内の病院で再検査を受け、実戦出場の許可が下りた。受診後は、大野練習場で負傷後初めて本格的にマシン打撃も再開。8月6日のウエスタン中日戦(由宇)での実戦復帰が濃厚だ。

 約110キロに設定した打撃マシンと向き合い、一心不乱に200スイング。一気に練習ペースを上げた栗原は「痛みはなかった。打撃はまだ様子見で、合わせている感じもある。完全ではないが、ほぼ大丈夫だった。まずは打ち込んで怖さをなくしたい」と話した。

 6月10日のロッテ戦(千葉マリン)で死球を受けて同個所を骨折し、離脱。翌11日に群馬・館林市内の病院で診察を受け「右尺骨茎状突起骨折」で4週間の加療を要すると診断された。当初の見立てよりも回復が遅れ、ファン投票で選出された球宴も辞退した。そのため最短での戦列復帰も8月7日巨人戦(東京ドーム)からだ。2軍戦で打撃の感触を確かめ、早ければ8月中旬にも1軍復帰を果たす。

 [2010年7月30日10時46分

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