巨人が3日からの中日戦に向け、先発ローテーションを再編する可能性が出てきた。2日、チームは富山から名古屋へ移動。8月31日のヤクルト戦に先発した東野峻投手(24)も名古屋入りした。順番通りなら7日の横浜戦で先発するため、ジャイアンツ球場で調整するはずだが、チームに同行。中4日で3戦目に回る可能性が浮上した。

 前回は敵地で3連敗。雪辱に燃えるチームは中日戦2完投(1完封)と好相性の内海を初戦に抜てき。ゴンザレス、朝井の順で回す予定だった。だが、31日のヤクルト戦で東野が2回途中40球で降板。中日戦で防御率2・53と安定した成績を残すチーム勝ち頭を、スクランブル投入することが可能になった。

 1日の試合前練習では、両翼ポールとセンター間をダッシュ。中4日を想定したメニューで汗を流した。残りは25試合。先発陣の中4日起用の可能性を聞かれた斎藤投手コーチは「それもあるでしょう」と示唆した。原監督が「チームは勢いに乗れそうで、乗り切れないところがある。何かきっかけになる3連戦にしたい」と意気込む3連戦を左右の柱で奪いにいく。【久保賢吾】

 [2010年9月3日7時46分

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