オリックスは17日、ベネズエラ出身の2選手の入団テストを開始した。岡田彰布監督(52)がくぎ付けになったのは、身長188センチの左サイドスロー、ビクトル・ガラテ投手(26=ナショナルズ傘下)だった。プレートの三塁寄りからクロスステップする変則投法で26球のデモ投球。「あんまり(練習を)やってなかったみたいや。(評価はフェニックスリーグ視察の)宮崎から戻ってきてからや」。初日の評価こそ避けたが、投球中にイスから立ち上がり、最後はブルペンのフェンスに張りついて目を凝らした。

 ずんぐりした体形とセットポジションの構えは岡田阪神のセットアッパーとして活躍したジェフ・ウィリアムスそっくり。「空振りを取るのが得意なんだ」と、228試合に出場したマイナーでは奪三振率10・76を誇る。より強固な勝利の方程式を求めるチームで、第2のウィリアムスになるかもしれない。両打ちのルイス・ロドリゲス内野手(30=ホワイトソックス傘下)もフリー打撃と守備練習に参加した。

 [2010年10月18日10時41分

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