ソフトバンク秋山幸二監督(48)が、秋季キャンプ初日から“強化指定選手”2人に熱血指導を行った。

 まずは初のキャンプA組(1軍)入りを果たした今宮健太内野手(19)だ。午後から室内練習場で1時間以上の特打を終えたルーキーがメーン球場へ戻ってくると、指揮官はマンツーマンで打撃指導を行った。脚立に座った状態でのティー打撃などを約1時間。午前中の打撃練習と合わせ3時間以上バットを振らせた。「今宮?

 身体能力はあるからね。オフのうちにどれだけ(練習を)やれるか」と、2年目のブレークを期待した。

 5年目の松田宣浩内野手(27)には、自身を含め8人しか達成していない「トリプルスリー」を来季のノルマに課した。松田は、シーズン中は肩にかつぐように構えていたバットの位置を、通常より高く構えてティー打撃を繰り返した。「いろいろ試しているんだよ、今しかできないから。3割、30本、30盗塁するために」と秋山監督。いまだ20本塁打到達のない大砲候補に、難易度の高い目標を与え奮起を促していた。

 [2010年11月2日10時35分

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