日本ハム高口隆行内野手(27)山本一徳投手(27)と、ロッテ根本朋久投手(24)との2対1の交換トレードが両球団の間で合意に達したことが12日、分かった。明日14日にも発表される見込み。中継ぎ左腕の獲得を狙っていた日本ハム、ユーティリティーな内野手と中継ぎ左腕の獲得を狙っていたロッテと双方の思惑が合致した。

 140キロ台後半の速球が持ち味の根本は今季はわずか10試合の登板に終わったが、日本ハムは潜在能力を高く評価。高口は内野は捕手以外はすべて守れ、卓越した小技を含めた巧打が売りで今季、自身最多84試合に出場した。山本は150キロ前後の速球が持ち味だ。日本ハムのトレードは紺田、須永を放出してオビスポを獲得したのに続き、今オフ2例目。ロッテはポスティング、FAなどで主力流出危機にあるが、来季の連続日本一へと向けた補強を早くも敢行した。

 [2010年11月13日8時21分

 紙面から]ソーシャルブックマーク