若手の胃袋はオレに任せろ!

 巨人内海哲也投手(28)が、来年1月のグアム自主トレで「料理長」を務めることを宣言した。「野球選手にとって食べることも仕事。グアムではハードな練習をするので、体調管理には気をつけないと。自分が先頭になってやっていきたい」と意気込んだ。

 決意の裏には今年2月に福井・敦賀市に開店した「酒楽家うつ海」の存在がある。母広子さんがオーナーを務める同店で、今オフにはお忍びで「一日店長」に就任。敦賀気比時代のチームメートで店長を務める中山氏らから料理のノウハウを学んだ。今年まで料理は主に若手の担当だったが、来年は内海が「料理長」となって、バランスのとれた食事を作ろうというのだ。

 「酒楽家うつ海」には豊富なメニューがそろう。自慢はホルモン鉄板焼きと広子さん特製おでん。内海は「おでんにはいろんな食材が入っているし、大量につくることができる。熱いものを食べて、暑さに負けないようにしないと」と話す。自主トレ出発前に、同店で再度、修業を積む予定で、万全の態勢で乗り込む。

 自主トレには2年目となる土本、小野の新メンバーが加入。山口、東野を加えた5人で鍛錬に励む。「今年は悔しいシーズンだった。グアムでは徹底的に鍛えます」。ハードなトレーニングの後に、内海料理長が腕をふるう。【久保賢吾】

 [2010年12月21日8時24分

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