巨人東野峻投手(24)が来年1月のグアム自主トレに専属のトレーナーを帯同させることが29日、分かった。鉾田一高時代にバッテリーを組んでいた渡辺章彦氏(24)で、東野が契約する都内のジムに勤務。現在は東野の専属トレーナーを務める塩見氏のもとで修業中で、今オフの課題に挙げる「1年間戦い抜く体力づくり」をサポートする。

 心強い仲間が加わった。2週間以上にも及ぶグアム自主トレでは、早朝から夕方までハードなメニューを消化するが、渡辺氏は高校時代に苦楽をともにした仲で、東野の性格や特徴を熟知。「僕のことを何でも知ってくれていますからね。ありがたい存在です」と歓迎。高校時代以来となる“バッテリー”結成を喜んだ。

 今季はチーム最多の13勝を挙げたが、前半戦11勝に対して後半戦は2勝止まり。体力不足が失速を招いた。今オフは肉体強化をテーマに、トレーニングメニューを構成。ウエートトレーニングのセット数を増やすなど、肉体改造に着手する。「1年間、フルに戦える体をつくらないと。15勝と掲げた以上、それに向けてしっかり頑張っていきたい」と力を込めた。

 [2010年12月30日7時22分

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