横浜からFAで加入したソフトバンク内川聖一内野手(28)が、あこがれの秋山監督にリーグ2連覇で恩返しする。「巨人ファンだったけど、ホークスのユニホームにはあこがれを抱いていた。特に監督のプレーには引きつけられた。外野手に求められるものを、すべて持っていたと思う。走攻守のすべてを追い求めていきたい」。軽々とスタンドまで運ぶ豪快な打撃や本塁打を打った時に華麗に舞うバック転、そして俊足をいかしヒット性の当たりをアウトにするなどすべてのプレーやパフォーマンスが今でもお手本でもある。

 「プロはただ打つ、守るだけではダメということに気づいた。お客さんを呼ぶプレーをして、満員の大歓声を浴びたい」。08年以来の首位打者獲得だけでなく、全力プレーでお客さんを引きつけ、横浜では果たせなかった優勝をつかんでみせる。

 [2011年1月1日11時47分

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