ヤクルト由規投手(21)が、日本人最速161キロにちなみ、身長161センチ以下のファンを招待する「由規シート」をつくるプランを語った。3日、仙台市内で育成ドラフト3位の弟、貴規外野手(17=仙台育英)とともに、自主トレを公開した。「小さい子に一番見てもらいたい。速い球を生で体感してもらいたい」と希望。神宮内野席に2席ほど確保し、来シーズンをメドに実行する考えだ。

 前巨人のクルーンの持つ日本最速162キロ更新を射程圏内にとらえる今季、例年以上のハイペースで調整している。元日もブルペン入りし、すでに連日50~60球の投球を続ける。「変化球も交ぜながら。どこから曲げて、どこから落とすか」など、新球ツーシームを含めて細部にこだわる。新年の目標を記す色紙には「最多勝」と書いた。最速記録を更新すれば、身長制限も上がって、より多くの子供ファンを招待できるかもしれない。

 [2011年1月4日8時49分

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