楽天戸村健次投手(23)が調整ペースを上げてきた。19日はKスタ宮城で、今オフ2度目となるブルペン入り。約50球を投げ込んだ。年末からの走り込み成果で下半身、特にひざから下が安定。踏み出した左ひざも、つま先もぶれることなく、真っすぐ捕手に向いたまま強い直球を続けた。「去年の秋から継続して取り組んでいるフォームが、固まりつつある」と2年目のブレークを期した。発奮材料がある。22日に婚姻届を提出し一家の主となる。「いい競争をしたい。頑張らないといけませんね」と引き締まった顔で奮起を誓った。リリースの瞬間アゴと目線が上がって制球が安定しないクセも、この日は解消。アゴをギュッと引き、虎視眈々(たんたん)と先発枠を狙っている。

 [2011年1月20日10時44分

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