元パイレーツ桑田真澄氏(42)が、日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)に「マイペース指令」を出した。斎藤佑は2月のキャンプ1軍スタートが決まっているが「(1軍に上がる)早さなんていらない。エースになって10年、20年活躍してもらうのが球界にとってハッピーなこと。急いで1年で終わっては彼にとってもアンハッピー」と、焦らずに経験を積むことを勧めた。軸足が曲がる投球フォームについても「みんな身長も体重も柔軟性も違うんだから、同じだったらおかしい」と擁護。自分の体に合った“正解”を見つけるようアドバイスした。

 21日は、全日本野球会議技術指導委員会主催の野球指導者講習会(千葉・幕張メッセ)で講演。「プロアマの垣根があるのは非常に残念。プロの技術とアマの情熱が合体すれば、すごくいい指導者になる」と話し、参加者からの質問に1つ1つ丁寧に答えていた。

 [2011年1月22日8時43分

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