横浜田中健二朗投手(21)と真下貴之投手(19)の左腕コンビが25日、先発ローテーション入りへ意欲を見せた。「自分たちがやらないといけない」と声をそろえ、三浦、清水、大家らベテラン勢を突き上げる覚悟だ。

 田中は昨季、初先発初勝利を飾った期待の4年目。2年目の真下は、1軍デビューの巨人戦で、小笠原から2三振を奪うなど、大化けの可能性を秘める。ともに直球とカーブを武器にした、強気な投球が魅力だ。

 昨年、先発左腕が挙げた勝ち星はわずか3。そのうちの1勝を挙げた田中は「まずは開幕1軍が目標。理想的には2ケタ勝てるようになりたい」と力を込めた。真下も「目指すのは5勝以上。それくらいやらないと」。2人で15勝。実現すれば、チーム浮上の大きな力になるのは間違いない。

 この日は選手会の企画で小学校を訪問。子どもたちから元気をもらったお礼に活躍を約束。まず春季キャンプで成長をアピールすること。そこからローテーション入りへの戦いがスタートする。【佐竹実】

 [2011年1月26日13時0分

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