西武ドラフト1位の大石達也投手(22=早大)が今日20日、紅白戦で実戦デビューに臨む。先発して2回を投げる予定で、相手先発は2年目の菊池。新旧ドラ1対決を前にこの日はブルペンで55球を投げ込んだ。主にセットポジションからの変化球の制球をチェックし「とにかく全力でいきます。相手ピッチャーよりバッター、バッターより自分の投球です」と集中を研ぎ澄ませた。菊池は30球程度を予定していたブルペンで72球を投げて最終調整。「楽しみです。大石さんもゼロに抑えると思うんで、自分も負けないように」と闘志を燃やした。

 当初は日本ハム斎藤も先発デビュー戦に臨むはずだった。大学時代のチームメートと登板日が重なり「(新聞の)1面は譲ります」と話していた大石。しかし斎藤が腹痛で登板を回避することが決定。プロの打者をねじ伏せ、堂々と主役を張ってみせる。

 [2011年2月20日12時29分

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