横浜のルーキー荒波翔外野手(25=トヨタ自動車)が21日、対外試合初安打を放った。日本ハム戦の6回に代打で出場すると、ケッペルの初球を左翼にはじき返すフェンス直撃の二塁打。「いい感じでとらえることが出来ました」。実戦デビューとなった10日の紅白戦でも第1打席で初球を右前打。記念の「初」安打はすべて最初のストライクを積極的にとらえた。

 全員2軍スタートとなった新人の中で、最初に1軍昇格。すべての実戦で出場機会を与えられるなど、期待も大きい。「これまでは一緒に練習することが目標だったけど、これからは1打席1打席がアピール」と武器である足を守備だけでなく、攻撃でも生かすため、今後は打率にもこだわる。“第1打席の男”は開幕1軍を目指し、「後悔しない、思い切ったプレーをしていきたい」と力を込めた。

 [2011年2月22日8時45分

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