2年目左腕がまた結果を残した。中日岡田俊哉投手(19)が23日、韓国LG戦(北谷)に先発し、3回を2安打無失点に抑えた。3回に先頭打者に長打を許すなど内容はいまひとつ。登板後にブルペンに直行し、108球を投げ込んだ。

 「今日は良くなかった。抑えたんじゃなくて、打ち損じてもらっただけ。とにかく全力でいこうと思ったんですが…」。

 反省の言葉が口をついたが、結果を残したのは事実だ。前回登板した17日LG戦も2回無失点で、実戦は5イニング連続でゼロ行進。チェン、山本昌、高橋が2軍調整中で、左の貴重な戦力になる可能性もある。

 バックネット裏で視察した巨人スコアラーも警戒感を示した。樽見スコアラーは「球自体は1軍クラス。キャンプインの時はまだかなと思ったけど、良くなってきている。やっぱり先発タイプだと思う」と先発投手としてマウンドに上がる姿をイメージした。

 ドラフト1位左腕も昨季は1軍未経験だった。だが、結果を出し続ければ開幕ローテーション入りの可能性もゼロではないチーム状況でもある。

 「まったくそういうことは考えていない。全力でやるだけです」。

 今は周りを見る余裕はない。がむしゃらに腕を振り続けるだけだ。【桝井聡】

 [2011年2月24日11時25分

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