<オープン戦:中日5-0横浜>◇7日◇ナゴヤドーム

 横浜大家友和投手(34)が安定した仕上がりを見せた。開幕オーダーに近い主軸を並べた中日打線を、初回からキレのある変化球で翻弄(ほんろう)し、3回まで1人の走者も出さない完璧な投球。4回に荒木、井端の連打で無死一、三塁のピンチを招いたが、「投げたいところに投げて、アウトを取れたのでよかった」と、続く森野にツーシームを打たれ、左犠飛で1点を許しても、落ち着きを失わず。後続を抑え、最少失点で切り抜けた。

 4回を投げて2安打1失点。「四球を出さず、ストライクをたくさん投げれてよかった」と淡々と振り返った。25日の開幕戦は、昨季防御率2・36と得意にした巨人が相手。清水が左膝故障で出遅れており、初の開幕投手への期待も高まるが「(意識の)かけらもない」と、自分の投球をすることだけに集中していく。