ヤクルト増渕竜義投手(22)が開幕ローテ入りへ大きく前進した。10日、教育リーグ・横浜戦(戸田)に先発し、7回を2安打無失点に抑えた。丁寧にコーナーを突いて打たせて取り、球数は77球。余力を残して降板したため、ブルペンでさらに30球の投げ込みを行った。残り2つの先発枠を七条祐樹(26=伯和ビクトリーズ)、バーネットと争う右腕は「もう少し際どいコースにきっちり投げられるようにしていきたい」と、好投にも浮かれた様子はなかった。視察した小川監督は「良かった。腕がよく振れていた」と満足げな表情を浮かべた。