左脇腹痛で2軍調整している日本ハムのルーキー斎藤佑樹投手(22)の1軍復帰が、交流戦終了後になる見通しであることが22日、分かった。リハビリは順調に推移しているが、首脳陣は万全の状態で復帰させたい構え。交流戦中の先発の頭数はそろっていることから、じっくりと調整させることになりそうだ。

 この日、8日の故障後初めて、ブルペンで立ち投げを34球ほど行った斎藤は「投げている時は常に不安がありました」と振り返った。島崎2軍投手コーチは「まだ不安がありそうだった。真っすぐはいいが、変化球の腕の振りに思い切りがなかった」。初めて痛めた箇所でもあり、再発への懸念は消えていない。

 体に問題がなければ、明日24日に再びブルペンに入る予定。今度は捕手を座らせての投球になりそうだ。6月24日に再開するリーグ戦では、8月に13連戦が控えるなど、先発として斎藤の力が必要になる。実戦への復帰について斎藤は「100球くらいまで投げられたら」。ブルペンでの投球を重ね、2軍戦での復帰登板は短いイニングだが、先発になる見込みだ。「今を見ないで、先を見据えたい。油断はできないです」。慎重に調整を進めながら、1軍復帰時に備えるということになりそうだ。