前半戦ラスト登板で3勝目を挙げた日本ハム斎藤佑樹投手(23)が、後半戦の札幌ドーム開幕投手としてマウンドに上がることが濃厚になった。18日、チームとともに札幌から東京へ移動した斎藤は「(前半戦は)満足していないけど、ケガをしたことを考えると、3勝できたことは大きいと思う。後半戦はやっぱりケガをしないこと。研究もされると思うので、試行錯誤しながらやっていきたい」と話した。

 そんな斎藤の後半戦初戦は、8月2日のロッテ戦(札幌ドーム)になりそうだ。梨田監督は「(26日からの)オリックス戦で放らそうと思ってたけど、球宴に選ばれた。うれしい反面、予定が狂った」と内情を明かした。当初は帯広で行われる同戦での先発を予定していたが、プラスワン投票で球宴に選出されたことで回避。さらに全パの秋山監督は、24日第3戦(Kスタ宮城)での起用を示唆しており、梨田監督は「調整も難しい。早めに投げさせるのはかわいそう」とプランの変更を余儀なくされた。

 同じく球宴にはダルビッシュ、武田勝も出場することから、左右の両エースも後半戦2カード目のソフトバンク戦(29日~、ヤフードーム)にまわる見込み。斎藤は本拠地へと戻ってのリスタートとなり、札幌ドーム初戦に照準を合わせることになる。

 女子W杯サッカー「なでしこジャパン」の快挙は、「再放送で」見たという斎藤。「すごいですよね」と目を輝かせた。自らはマウンドで本拠地ファンを熱くさせる。