<日本ハム3-1楽天>◇20日◇東京ドーム
3敗目を喫した楽天田中将大投手(22)は反省し続けた。「先に点を取ってもらって有利な展開になったのに、先頭に四球。けん制ミスをして4番に簡単にタイムリー。稲葉さんは追い込んだのに、甘いところを打たれました」。1-0の4回、自分のミスから逆転された。具体的な状況を添えたところに、悔いの深さが出ていた。
糸井への四球はストレート。ここまで、わずか11与四球の右腕がリズムを乱した。直後、けん制悪送球で二塁に進まれ、中田に初球を中前同点打。続く稲葉には2ストライクからスライダーが真ん中に入り勝ち越し2ラン。1イニング3失点は今季初で「独り相撲。情けない」。球のレベルはダルビッシュと遜色なくても、総合力でほころびが出た。
尊敬する先輩との2年ぶりの競演に「僕が成長したとしても、ダルさんもステップアップしている。対等になったなんて思いません」と全力で挑んだ。駒大苫小牧時代の恩師、香田監督(現鶴見大コーチ)に教わった「チャレンジャー精神」を、こう説く。「相手野手と直接、対戦するのは投手。だから、僕が受け身になってはいけない。どんな相手でも挑む姿勢でいかないと」。先取点をもらい「攻めの気持ちになった」が、結果は逆に出た。
4連勝後に連敗。借金5で前半戦を終えた。星野監督は田中のミスを指摘しつつ「2回に一気にいかないと」と序盤の好機に決め切れない打線を挙げた。「こんな野球をやっているようじゃいかん」と締めた。後半戦へ、課題を克服していくしかない。【古川真弥】



