巨人の桃井恒和オーナー兼社長(64)が、原辰徳監督(53)に“条件つき”2年契約を提示した。15日、一連の“内紛”の状況説明のため、宮崎秋季キャンプを訪問。そこで原監督と会談し、来季から2年契約で合意した。その上で、来季V逸なら1年で契約解除もあると伝えたことを報道陣に公言。またまた、異例の展開となった。

 -宮崎入りした理由は

 桃井オーナー(以下、桃井)

 今回の件で現場にも迷惑をかけているし、ここで何が起きてるんだか分からないところがあったので、その辺を伝えて。とにかく動揺しないで仕事をしっかりやってほしいというのを伝えたかった。もう1つは、今日は監督、コーチに会ったんだけど、契約が全然進んでないわけですよ。東京に戻ってから、こういう契約をちゃんとやるよということを伝えました。

 -例えば清武GMと渡辺球団会長が話し合うなど、事態の収束案で何か考えは

 桃井

 それはなかなか難しいでしょう。どんどん動いているのでね。今、正直言って、どういう形になるのかちょっと分からない。

 -それでも清武GMは業務を再開。こういう形で続けられるのか

 桃井

 可能なことは一応やってもらおうとは思ってますけどね。あとのことは僕が単独で決める話ではない。これからどうなっていくか見ないと、ちょっとね。ただ、滞っちゃいけないことはあるわけでしょ。契約のこととか、その辺は淡々とやってもらう。

 -渡辺球団会長の指示で宮崎に来たのか

 桃井

 僕の考えです。