巨人に、今オフ第3弾のおめでたいニュースが届いた。隠善智也外野手(27)が結婚したことが27日、分かった。野間口、松本に続いてのゴールインラッシュ。相手は元女優の真由美さん(32=東京都在住の元会社員、福田治郎さんの長女)。昨年8月27日に交際が始まり、1年の記念日にプロポーズ。25日に婚姻届を提出し、既に神奈川県内で新生活をスタートさせている。

 隠善が、ドラマ「アテンションプリーズ」(フジテレビ系)で、上戸彩と共演したスレンダー美人を射止めた。女優麻由としてタレント活動していた真由美さんと昨年夏、知人の紹介で知り合った。「一目ぼれですね。明るくて、前向き。一緒に生活する中で、結婚したいなと思った」と決断の理由を明かした。真由美さんは結婚を機に、女優を引退。今年初めて東京ドームへ観戦に訪れた8月11日のイースタン・リーグのロッテ戦では2安打2打点の大活躍。「彼女が力をくれたのかな」と後押しを実感した。

 どん底から救ってくれたのも、真由美さんだった。昨年の秋、顔を合わせた時に「オーラがないよ」とピシャリ。「成績も悪くて、気持ちも病んでいた」(隠善)ことを即座に見破られた。「このままだとダメになる。自分を変えなきゃいけないと思った」と無心で練習。秋季キャンプ後に「なんか変わったね」(真由美さん)と変化を喜んでくれた。「僕の表情を見て、言葉を掛けてくれる。やるぞ!

 って気持ちになるんですよ」と笑顔を見せた。

 真由美さんは、専業主婦としてサポートに専念する。料理が趣味で、野球選手の体調を支えるために栄養学も勉強。一方で、サッカー観戦が趣味で、自身も女性芸能人で構成されたフットサルチームに所属するなど、スポーツにも精通する。08年は36試合に出場したが、飛躍が期待された09年は3試合、昨年は1軍出場なし。今季は3試合の出場にとどまっただけに、勝負をかける来季に向け「守るものができた。結婚して責任感も強くなるし、絶対に結果を出すという気持ちです」と覚悟を示した。