33万人と歓喜のパレードだ。8年ぶりの日本一となったソフトバンクが11日、福岡市中心部の約2・5キロのコースで優勝祝賀パレードを行った。昨年のリーグ優勝時を8万人も上回るファンから祝福された。

 ソフトバンク笠井和彦オーナー代行(74)が、大逆転の杉内残留作戦を明かした。「成果報酬型という言葉がひとり歩きしている。うちはそこまでドラスチックなことをしていない。杉内選手の誤解を解きたい」と冷静に話した。昨オフから導入した新制度は決して、選手にとって不利となるものではないことを強調した。

 Vパレードでは杉内俊哉投手(31)と同じオープンカーに乗った。「公衆の面前でそんな話はできない」とパレード中は残留要請はしなかったが、「オーナーの声も伝わっているはず。ファンの『残ってくれ』という声に尽きると思う。本人にも伝わったはず」と心変わりを期待した。