意外な人物が、活字デビューする。日本ハム中田翔内野手(22)著の自叙伝が、来年1月下旬に徳間書店から発売されることが28日、分かった。中田の「1度人生を振り返ってみたい」という希望もあって実現。やんちゃで知られる中田の秘めた素顔とは。日本代表、そしてメジャーへの思いとは。来季プロ5年目の節目を迎えるにあたり、赤裸々につづった。

 中田の魅力が凝縮された1冊となりそうだ。知られざる生い立ち、甲子園を揺るがせた大阪桐蔭時代から、日本ハム入団後の苦労話…。野球のことはもちろん「寮生活とガールフレンド」「ペットのインコ『圧死』で号泣」(いずれも仮題)と、ファンの興味をそそる目次が並ぶ。読者は、母親思いで、小動物や子どもに優しい一面を知ることが出来そうだ。

 本とは縁がなさそうな中田が、なぜ、自伝を書こうと思い立ったのか。それは、本書の巻頭で明かされる。徳間書店の担当者は「中田選手は、次世代のキーパーソンで魅力もある。本人も人生を振り返ってみたいという気持ちがあると聞き、互いの思惑が一致しました」。本の帯には、中田が師と仰ぐ清原和博氏(日刊スポーツ評論家)による「翔、自伝なんか100年早いわッ

 でも、読んだる」という推薦文。タイトルは「翔!

 頂点目指して」で、全192ページ、1470円(税込み)。来年1月20日ごろ、全国の書店に並ぶ見込みという。