セットアッパーはオレ!

 阪神久保田智之投手(30)が17日、沖縄・宜野座で自主トレを公開した。キャンプ前のこの時期に岡崎太一捕手(28)の打撃投手を務めるなど調整は順調。セットアッパー返り咲きを狙い、今季初戦となる2月12日の練習試合日本ハム戦(宜野座)に合わせて肩を仕上げる。「練習で球数を投げたい。実戦が多く組まれている。少しでも早い段階で合わせて、そこでアピールできれば」と意気込んだ。

 昨季は抑えトリオ「トリプルK」の一角として期待されながら23試合で1勝2敗、防御率5・40。今季にかけるこだわりは強い。「ゲームの終盤、流れも大事になる。セットアッパーがしっかりしていれば、流れを断ち切ることもできる。チームに勢いを出せるポジション。そのポジションを勝ち取らないといけない」。

 和田監督は久保康友投手(31)のセットアッパーでの起用を検討しており、競争は激しい。久保田は早い段階から調整を進め、復権を目指す。