すべらないキャンプイン!

 オリックス大補強の目玉、李大浩内野手(29=韓国ロッテ)が1月31日、キャンプ地宮古島入り。仲間との初顔合わせで硬い空気を察し「遊びにきたわけじゃない。優勝するためにきました」と大声を上げ笑いをとった。減量失敗疑惑?

 も浮上したが、巨体に似合わぬユーモラス・トークで岡田軍団にとけ込んだ。

 そんなキャラなん!?

 李大浩が初顔合わせでチームメートの笑いをとった。岡田監督、フロント、選手が居並ぶ全体ミーティング。「雰囲気が重かったので笑いをとるために大きな声を出した」とドヤ顔で振り返った第一声だ。

 李大浩

 僕は遊びにきたわけじゃない。優勝するためにきました!

 補強の目玉は2年総額7億6000万円(推定)で韓国では3冠王2度。194センチの威風堂々の体格から冗談が飛び出した。岡田監督も「遊びにきたんじゃない、言うとったわ」と思い出し笑いで振り返った。

 懸案とされた体重問題にもオチをつけた。約1カ月で15キロ減量という情報が球団に入っていた。本人と話した岡田監督は「3キロ(減)ぐらいらしいで…」。実はオフに右足首痛の影響で走り込みができず、一時は140キロをオーバー。そこから15キロ減で、ベスト体重130キロに近い127キロに仕上げたという。李大浩は「ベスト体重は維持している」とけろり。宿舎入りしてジョークも連発した。

 日本語について「韓国ロッテでは毎年、沖縄でキャンプした。悪口はやめてくださいよ、それぐらいはわかる」とニヤリ。スーツケース2個にキャリーバッグと大きな荷物の中身を聞かれて「体が大きいから普通の人と同じでも荷物が増えてしまった…」と自分の巨体もネタにした。

 李大浩

 目標は優勝。優勝すれば、悪い(個人)成績でも許してもらえるというか、1年の最後にみんなで笑えるんじゃないかな。

 今日2月1日からは自慢のバットで、岡田監督をニヤリと笑わせる。【益田一弘】