古傷の左膝痛で別調整だったオリックス後藤光尊内野手(33)の3・30開幕戦出場プランが固まった。8日、室内練習場で初めてフリー打撃。打撃投手を相手に138スイングをこなして「特に違和感もなかったし、変なクセもなかった」と笑顔で振り返った。

 逆算プランは明確にある。「オープン戦で40打席前後立てればいい」。1試合4打席で単純計算すれば、3月10日からの中日2連戦(京セラドーム大阪)が実戦復帰になる見通しだ。昨季リーグ3位の打率3割1分2厘を記録したキャプテンが着実に歩みを進める。

 岡田監督もバックアップする。1軍は22日に高知に移動するが、後藤は2軍が26日まで滞在する温暖な宮古島に残す考えだ。「2月いっぱいまで別メニューでやらせようと思う。打撃を見とったら全然心配ないけどな」と信頼していた。