ガッツが、東京ドームでギャグを叫ぶか?

 お笑いタレントたむらけんじ(38)が14日、巨人宮崎キャンプを訪れた。目的は小笠原道大内野手(38)の激励。友人として、援護する構想も披露した。「お立ち台で使うフレーズ、ギャグを提供したいんです。『打ったちゃー』ではガッツらしくない。もっと野武士ギャグを夏までに考えます」と決意表明した。持ちネタの「ちゃー」では、小笠原のキャラクターにそぐわないと配慮し、新たなギャグを開発するという。「僕、ここ10年、ネタを作っていないんですが、ガッツのために頑張ります」と、生みの苦しみもいとわない覚悟を示した。

 知り合ったのは昨年のテレビ番組だった。たむけんは小学校までは野球少年。元西武の谷中真二投手(38)とバッテリーを組んでいた。たむけんが「もともと巨人ファンだったのが、FA補強ばかりするので、巨人ファンを止めた」と自己紹介すると「俺の前で言うな」と小笠原。飾らない言葉の応酬で、意気投合したという。たむけんは「昨年悔しい思いをしたので、今年はものすごく気合入ってました。やってくれるはずです。タイトルも取ってほしい」と活躍を期待した。

 新ギャグ検討という友情プランに、小笠原も「そう言ってくれるのは励みになります」と喜んだ。ただ「人にはそれぞれキャラクターがあるからね」とも話し、お立ち台で叫ぶかはギャグ次第となりそうだ。【金子航】