オリックスの開幕タカ狩り3人衆が27日、固まった。開幕カードである3月30日からのソフトバンク3連戦(福岡ヤフードーム)でエース金子千尋投手(28)、左腕中山慎也投手(30)、アルフレッド・フィガロ投手(27)の登板が有力となった。

 岡田監督は「3月からはローテ投手が開幕を逆算して投げていかないかんからな」と話している。オープン戦スタートとなる3月3日からの阪神2連戦は中山、フィガロの順で先発させる方針。金子はすでに1月に開幕投手に指名した。中山とフィガロが中6日の間隔でオープン戦登板を重ねれば、右→左→右の理想型で、リーグ連覇中の日本一チームと勝負できる。

 金子は2軍組の宮古島でシート打撃に登板し、この日、高知入り。今日28日から1軍に合流する。中山は、2月25日に本人の希望でシート打撃に登板。3月3日阪神戦はちょうど中6日となり、すでに開幕調整に突入した形だ。フィガロも実戦3試合で7回を投げて自責点は1。剛球右腕は4月1日の3戦目が濃厚だ。

 開幕まで約1カ月。指揮官は「いつまでも(当落線上の選手に)チャンス、チャンスといっていられんからな」。シーズンに向けて歩を進める。【益田一弘】