ソフトバンク摂津正投手(29)が30日の開幕オリックス戦(福岡ヤフードーム)の先発を断念することが22日、決定的になった。今日23日のオープン戦広島戦(同)を腰の張りを理由に回避。高山投手コーチは「無理はさせない。症状は深刻でない。最悪そこ(開幕戦)を飛ばしていくこともある」と話した。

 摂津は15日に楽天との練習試合で5回5安打1失点、75球を投げ、中7日で7回100球をめどにする青写真だった。秋山監督は先発陣について「イニング数をある程度クリアする時期。いい形で入ってほしい」と話しており、見切り発車での起用には消極的。今回は1度先発を飛ばし、2軍戦で万全な調整をして、4月上旬の登板を目指すものとみられる。

 この日、西戸崎合宿所(福岡市)でキャッチボールなどを行った摂津は症状について「どうなんですかね」と言葉を濁した。秋山監督は「シーズンは長いんだから。明日(23日)話をしてみる」と話し、本人と福岡ヤフードームでスケジュールを確認するつもりだ。

 開幕1週間前での大幅なローテ変更は考えにくく、登板順から大隣、新垣、岩崎が代役として有力視される。