ヤクルト由規投手(22)が、開幕ローテーション入りに向けて、最終テストを受ける。29日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(戸田)に先発予定だが、伊藤投手コーチは「そこでパッとしなければ考えないといけない」と、開幕ローテーションから外すことも示唆した。

 ブルペンでは状態が良さそうでも、試合になると球速が上がらないなど、昨年痛めた右肩の不安を感じさせる。また、オープン戦では打球が当たるなどの不運も重なり、順調な調整が積めていない。「甲府の巨人戦のビデオを見ました。もう少しダイナミックだと思ってた」と自分のイメージとのギャップも口にした。

 26日、神宮外苑でキャッチボールやダッシュなどのメニューをこなした由規は「もう本番なんだという意識で投げたい。打者に向かっていきたい。もう少しダイナミックにいきます」と、嫌なイメージを吹っ切ろうとしていた。