阪神ランディ・メッセンジャー投手(30)は今日24日の広島戦(甲子園)で伝説の助っ人バッキーの記録に挑戦する。

 17日ヤクルト戦(ほっともっと神戸)で来日初完封を飾った右腕は、23日、甲子園球場でキャッチボールなどで調整に励んだ。阪神の助っ人投手では、68年のバッキー以来44年ぶりとなる2試合連続完封勝利がかかる。日本人投手でも92年の湯舟以来となる快挙で、メッセンジャー自身、米国時代にも経験がないという。「もしできればうれしい。でも、まずはチームが勝てる可能性のある投球をすることだよ」と笑った。

 直球の制球に磨きをかけてきた成果が出て、好調を維持。「ここ2回の先発と同様の投球ができれば」と充実の表情だ。月末からは9連戦が待ち受けており登板間隔が短くなる可能性があるが「そっちのほうが好きだし問題ないよ」と頼もしい。バッキーに肩を並べる快投へ期待大だ。

 ▼阪神外国人投手の連続試合完封は、バッキーの68年7月9日大洋戦(甲子園)、同14日巨人戦(甲子園)以来44年ぶり。日本人投手も含めると、湯舟敏郎の92年9月10日広島戦(広島)、同16日広島戦(甲子園)以来20年ぶり。なお連続試合完封の球団最長は、小山正明が記録した62年7月7日中日戦(中日)から同22日中日戦(甲子園)までの5試合(セ・リーグ記録)。