点をやらなきゃ勝つ!

 広島投手陣が、月間無失点勝利の球団記録に挑む。4月はノーヒットノーランの前田健太投手(24)を含み無失点勝利を6試合演じた。これは79年8月と96年5月に続き3度目。今日28日からのヤクルト3連戦(マツダスタジアム)は福井優也投手(24)、野村祐輔投手(22)、前田健の順で登板。同世代右腕トリオで球団史を塗り替える。

 先陣を切る福井は入団以来無失点でマウンドを降りたことがない。「ゼロの試合がないので、やってみたいです」。野村はルーキーながら防御率1・00、エース前田健は防御率0・97と抜群の安定感を誇る。ややふるわない攻撃力を、新投手王国の底力でカバー。新記録を樹立し、再び上昇気流に乗る。