<ロッテ4-3ソフトバンク>◇4月30日◇QVCマリン

 育成出身のソフトバンク千賀滉大(こうだい)投手(19)はデビュー戦で4回途中3失点降板となった。3回まで無安打無失点で立ち上がるも、4回1死から3連打を食らって満塁。2死から大松に2点適時打を浴び、さらに連続四球で1点を失い、交代した。

 「自分が思い切って腕を振れば、できなくはないのかなと思った。(相手打順が)2巡目ですぐに合わせてきた。自分の球速が落ちたのもありますが」

 最速149キロを計測した直球はきれいな縦回転を効かせ、打者の手元で伸びた。スライダーも低めに集めた。2巡目に入ったロッテ打線に攻略され、秋山幸二監督(50)からは「投げた経験を生かさなきゃだめだぞ」と声をかけられた。打線のおかげで負けが消えたのは不幸中の幸い。今日5月1日からは再び2軍調整。4月23日に支配下登録されたばかりの背番号21が、成長して1軍に帰ってくる。