佑ちゃん、聖地でリフレッシュ。日本ハム斎藤佑樹投手(23)が16日、阪神戦の試合前練習で早大3年時の09年11月23日に行われたオール早慶戦以来、905日ぶりに甲子園のマウンドに上がった。夏を先取りしたような暑さの中、投球を披露することはなかったが、久しぶりの感触を味わった。「独特の雰囲気もあるし、気持ち良かったですね」と笑顔。その後は、外野フェンス際をランニングするなど、心地よさそうに汗を流した。

 06年夏の甲子園で優勝投手となり、一躍スターとなった原点。当初は今日17日に先発予定だったが、前回登板が雨でスライドとなり、凱旋(がいせん)登板はお預けとなった。それでも「今は甲子園で投げることが目標じゃない。チームが優勝することが目標」と頼もしい。12日西武戦(函館)では、プロワースト9失点で2敗目を喫したが「いい気持ちの切り替えができるかな」と、思い出の場所で悪夢も吹き飛んだようだった。