佑ちゃんがプロのユニホームを着て、神宮のマウンドに帰ってくる。今日31日、日本ハムの斎藤佑樹投手(23)が大学野球の聖地“神宮”で凱旋(がいせん)登板。大学4年間、立ち続けたマウンドで4戦ぶりの白星を狙う。30日、なじみのブルペンで最後の投げ込みをし、大一番に備えた。

 「投げるのがすごく楽しみ」。神宮のマウンドは早大時代の10年11月18日、明治神宮大会決勝以来2年ぶり。「ヤクルトファンも多いと思うけど、早稲田の頃から僕を応援してくれる人たちも来てくれると思うので、成長した姿を見せたい」。早実高3年時、プロ入りではなく、大学進学を選んだ。「神宮は自分が望んできた場所なので、思い出がもっとも強い場所のひとつ」と感慨深げだった。