今日21日発売の週刊文春(6月28日号)が、巨人原辰徳監督(53)が現役時代の女性問題で恐喝を受け、「元暴力団員に1億円払っていた」との見出しで報じた。

 巨人が週刊文春の報道の情報源を前GMの清武英利氏(61)と決めつけた。桃井恒和球団社長は「清武氏が絡んでいることは、監督も、私たちもそう思っている」と話した。今回の件の詳細な資料は、球団が知ることになった09年につくり、知り得た人物は前球団代表の清武氏ら4人のみ。他3人は動機もなく、否定しており、清武氏以外に該当者はいないと結論付けた。

 昨年11月に清武氏が独断会見をしてから解任されるまでの約1週間に、原監督のスキャンダルを暴露することを示唆していたことも明かした。また、当時の部下に対して球団代表室で「原の弱みを握っている」「原と刺し違えてやる」「徹底的に仕返ししてやる。オレの性格を知っているだろ」などと叫んでいたことも披露。レコーダーでの記録もあるという。

 原監督も「清武さんへ」と題した文書を公開。「たくさんの暴露が行われ、巨人関係者を混乱させ、選手、OBを苦しませています。(略)こんなことがなぜ続くのか。清武さんのほかに、いったいだれがいるのか。(略)巨人軍の一員だったことを誇りとして、これからを歩んでください。まだ間に合います」と記した。異例の手記で、清武氏を非難した形だ。