泥だらけだぜ~!
ワイルドだろ~?
先発落ちが続く阪神クレイグ・ブラゼル内野手(32)が、ヤクルト戦が雨天中止となった甲子園で衝撃パフォーマンスを披露した。
中止のアナウンスが球場に響いた午後5時過ぎ。背番号32の大男がはだしでグラウンドに飛び出した。32番と言えば新井良だが、正体はブラゼル。右打席で良太の特徴的な打撃フォームをモノマネ。バットを高々と投げ捨てる部分まで完璧コピーし、一塁ベースにヘッドスライディングした。観客は大喜びだ。
ブラゼル
ベンチにいるヤツで体に合うのが良太しかいなかったんだ。野球はやっぱり楽しまないとね。
ユニホーム拝借について偶然を強調し、ニヤニヤ顔で球場を後にした。2人はスタメンを争うライバル同士。絶好調の良太に押されて、ここ3試合はブラゼルが先発落ちしている。前日練習中に和田監督と話し合いの場を持つなど、メンタル面の落ち込みが懸念されていたが…。心配無用とばかりにハッスルした。
和田監督
彼ら(助っ人勢)とは特別じゃなく、常にコミュニケーションを取っている。モヤモヤしていると思うが、気持ちが切れたら終わってしまう。代打で結果を出して、もう1度スタメンで、ということ。
ライバルのユニホームをドロドロにしたからではないだろうが、吹っ切れた様子。今日14日は仕切り直してヤクルト戦。今季打率2割9分2厘、5本塁打、8打点とリーグで一番相性がいい相手。笑劇パフォーマンスを決めた後は、バットで存在感を示す。【佐井陽介】