目標はAクラス死守じゃなく浮上だ。3位広島が2位中日との3連戦に前田健太投手(24)、野村祐輔投手(23)、大竹寛投手(29)の3本柱をつぎ込む。7ゲーム差を詰めるため、合計26勝の投手陣で立ち向かう。

 中日に今季4勝8敗2分けも苦手意識はない。6日、マツダスタジアムで練習した前田健は「1つでも上へ行きたい。十分やりあえる」と自信を深める。

 3本柱の3連戦登板は2度目だ。5月11日からの中日3連戦(マツダスタジアム)では1勝1敗1分けだった。中日首位、広島5位の当時から、互いの状況は変化した。野村は開幕カード以来、2度目のナゴヤドームに「悪いイメージはない」と話し、大竹も「仕事をしっかりしたい」と気合を入れていた。【中牟田康】