今季限りで退任の可能性が出てきたオリックス岡田彰布監督(54)が、ラスト38試合に決死の覚悟で臨む。今日21日日本ハム戦を前に20日、今季最多タイの4選手を2軍降格し、無言で決戦の地・旭川入りした。

 岡田監督はソフトバンクに敗れた前日19日に「もうあきらめているやつがおるからな。腹立ってるよ。そういうヤツはもう使わんよ」と宣言。一夜明けたこの日、伊藤、斎藤、竹原、スケールズの出場選手登録を抹消した。伊藤、斎藤の1軍捕手2人を同時に降格させる荒療治だ。代わって今日21日、日高、横山、赤田、マクレーンを昇格させる。

 代わってマスクをかぶることになる横山は「残り38試合ですから。任されたところを一生懸命やるだけです」と話した。CS圏の3位ソフトバンクまで9ゲーム差。最下位に低迷したままでは終われない。指揮官が、選手の大量入れ替えでネバーギブアップの姿勢を示した。