<ソフトバンク0-3オリックス>◇8日◇福岡ヤフードーム
今季限りで引退するソフトバンク小久保裕紀内野手(41)が、レギュラーシーズン最後のオリックス戦でプロ初のノーヒットノーランを食らった。記録達成の瞬間はベンチで苦笑いし、41回目の誕生日祝いも兼ねた引退セレモニーでは号泣。語り継がれる引退試合となった。
-無安打無得点をされてのスピーチ
小久保
謝罪からスピーチに入ろうと思ったけど。あれだけのお客さんの前で…。恥ずかしいと思った方がいい。僕は引退するけど。
-誕生日だった
小久保
3万人を超えるギネス級のハッピーバースデー。いい思い出ができました。
-3打席目は球場が沸いた
小久保
普通4打席、回るやろ。2死満塁で回ってくると思ったらノーヒット…。
-王会長から何と
小久保
人生まだ半分。これからもっともっと野球界のために頑張ってほしいと。
-王会長との思い出は
ちょっと大きいのが打てるだけで使ってもらい、二塁を守ったことないのにやらせてもらい、我慢して使っていただいた。あの方抜きではプロ野球人生を語れない。
-泣いた
小久保
泣かないだろうと思った。(松中)信彦が(花束を)持ってきて思い出した。
-何を思い出したか
小久保
弱い時代、きつい時代のこと。しんどいこと、痛かったことの方が覚えている。去年の日本シリーズMVPもだけど、しんどかった時の方が思い出す。