日本ハムが来季、首脳陣を刷新することが3日、分かった。吉井理人投手コーチ(47)の退団が決定的で、ブルペン担当の芝草宇宙投手コーチ(43)は退任。福良淳一ヘッドコーチ(52)は古巣のオリックスに同職で復帰し、清水雅治外野守備走塁コーチ(48)もロッテに同職で加入。3年ぶりにリーグ優勝を果たしたが、再強化のため改革に乗り出す。

 吉井コーチは計5年目で2度のリーグ優勝に貢献。今季終盤からは栗山監督らとの行き違いもあった。球団は事態を重視し、近日中に話し合いの場を持つとみられ、退団の可能性が高い。芝草コーチはチーム戦略で重要視する中継ぎ陣のさらなる強化を狙って退任、配置転換を検討している。現在の1軍コーチで残留が確定しているのは来季も現役を続行する中嶋兼任バッテリーコーチと、三木内野守備コーチの2人。新任の人選は最終段階に入っている。